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アーティフィシャルフラワーのアレンジメント

野沢園blog 東京近郊グリーンレンタル アーティフィシャルフラワーのアレンジメント

野沢園では観葉植物以外にも「植物を使用したディスプレイ」では外せない、フラワーアレンジメントのディスプレイもご提供しています。今回はその中でもアーティフィシャルフラワーを使用したアレンジメントの作成過程をご紹介します。

アーティフィシャルフラワーとは

アーティフィシャルフラワーとは、簡単に言うと造花のことです。商品によって品質は様々ですが、細部まで作り込まれたものは生花と見分けがつかない程よくできています。今回作成するアレンジメントは 5 月~7 月にディスプレイする商品なので、デルフィニウムやアジサイ、ユリ、アンスリウム、ランなど初夏~夏の花材を選択しました。

アンスリウムやランの花を使うと、そのビビットな色合いとイメージから、夏を通り過ぎてトロピカルな南国の雰囲気になってしまう場合があります。初夏から飾るもので爽やかなイメージにもしたかったため、今回は強い色を控えグリーンの花の割合を多くすることで全体の印象を和らげています。

ただグリーンのみだと地味な印象になってしまうので、ポイントとしてピンクを混ぜていきます。またピンクとグリーン単色の花のみだとピンクが浮いて見えてしまうのを避けるため、ピンクとグリーンの複色(生花の市場や花屋さんなどでは一つの花に複数の色が入っている花をそう呼びます)のアンスリウムやアジサイを使用します。一つの花の中に色のグラデーションがあるので、自然と色の繋がりを持たせることができます。

アレンジメント作成開始!

では、さっそく作ってみましょう。

①全体のアウトラインをイメージしながらグリーンを挿していきます。

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②特徴的な形の花材を活かすため、左右非対称な形でアレンジメントを作成していきます。

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③グリーンも左右非対称に挿していきます。

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④次にアウトラインに添わせるイメージで外側の花を挿していきます。

ラインが出る花材(垂れ下がるタイプの実物、デルフィニウム)を左下、右上に挿すことでお互いの存在を強調させます。

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⑤アンスリウムは花というより形を活かし、カラーリーフの感覚でグリーンに添って挿していきます。

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⑥続いてメインになる花を挿していきます。メインで選択した花の色は淡いものが多く、散らして挿していくと色がぼやけてしまうので、同じ色、花をある程度まとめて挿していきます(こういった配置をグルーピングと呼びます)。

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⑦最後に形を整えながら、花と花の隙間を小花で埋めていき完成です。

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まとめ

今回はよくある左右対称な形ではなく、それぞれの花の形を強調させるため、左右非対称な形のアレンジメントを作成しました。花もバランスよく散らして挿すのではなく、花や色をまとめて配置するグルーピングという挿し方で作成しています。

同じ花材でも、アレンジメントの形や花の配置だけでもだいぶ印象が変わります。何気なく飾ってあるアレンジメントも何かしらの意図があってその形や花材、色味になっていることが分かります。
普段の生活の中で花のアレンジメントを見かけることがありましたら、ちょっと立ち止まってその意図を考えてみるのも面白いかもしれません。

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