植物

金柑(キンカン)みつけた!

こんにちは。すっかり気温も上がり、植物に彩りが増えてきましたね!
野沢園でもいろいろな実がなり始めています。

温室でも金柑(キンカン)の実がなっているといううわさを聞き、探しに行ってみました。

金柑とは

きれいな山吹色の実がたくさん生っています。こちらはミカン科キンカン属の「マルキンカン」です。金柑(キンカン)のふるさとは中国で、中国語では「金桔(ジンジュ)」と言います。金は「財」桔は「吉」を意味し、「幸福や繁栄もたらす木」として正月や春節に飾られます。
樹高は2~3mで葉は小型、花は白くて小さい花が咲きます。実は2~3cmほどの大きさになります。開花時期は7~10月、収穫時期は1月~5月です。庭に飾れば、冬にも実をつけるので彩りを与えてくれます。

金柑のマーマレード

今回は見るだけでなく、食べてみようと思います!柑橘類はビタミンCがたっぷりとれるため、風邪の予防にもなり、中でも金柑は皮ごと食べられます!さっそくマーマレードを作ってみました。作り方を簡単に説明します。

  • 皮ごと使うので汚れを取るために洗う
  • タネを取り除く(細かい種があるため念入りに)
  • エグみをとる為に水にさらします
  • 細かく刻みます
  • 水と砂糖とレモン汁で丁寧に煮詰めます

できました!とても鮮やかなオレンジ色です。クラッカーにのせて食べてみました。
口に入れた瞬間は甘いのですが後から程よい苦味がきておいしいです。会社の人たちにも食べてもらい、「手作りジャムは市販のジャムと違って、味の変化が活き活きとしていて面白い」などの感想もいただきました。本当にその通りです。
金柑ジャム作りは大成功!金柑に限らず、ジャムを作るのは初めてだったので本当に簡単にできるの?と思っていましたが本当に簡単にできました(タネを取るのが少し大変でした)。
これなら他の実でも気軽にできそうです。こういった一手間で日常の楽しみが増えることを身に染みて感じました。

野沢園で見られる実のつく樹木

ほかにも野沢園には多くの樹木が実をつけています。

ブルーベリー

オリーブ

すだち

レモン

マンゴー

次回からはブログ投稿メンバーが、それぞれテーマを持って投稿していきます。詳細は近々お知らせいたします。これからも野沢園ブログをお楽しみに!

参考文献
・ほりかわ りまこ 作 三輪正幸 監修 あすなろ書房 発行 「くだものと木の実いっぱい絵本」
・著者 野田坂 伸也 株式会社アボック社 発行 「木を選ぶ 野田坂造園樹木辞典」

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