イチョウ(銀杏)の新芽・新緑の季節
桜が葉桜になってきましたね。これからは新緑が輝く季節になります。街路樹のイチョウ(銀杏)も小さな新芽を芽吹かせ始めました。イチョウのこどもたちのようでとてもかわいいです。

公園や街路樹でよく見るイチョウですが、どのような樹木かご存じですか?イチョウについて少しご説明します。
イチョウの基本情報
| 学名 | Ginkgo biloba L. |
| 科名 | イチョウ科 |
| 学名 | イチョウ属 |
| 原産地 | 中国 |
イチョウはイチョウ科イチョウ属に属する落葉高木です。原産地は中国。日本には室町時代に渡来したといわれています。イチョウ科で現存する唯一の種で、約2億年前の恐竜がいた時代から姿をほとんど変えていないため「生きた化石」とも呼ばれます。見た目は広葉樹のように見えますが、被子植物ではなくスギやマツと同じ裸子植物に分類されるきわめて珍しい存在です。
イチョウの葉の形状

イチョウの葉は扇形で先端が二つに裂ける独特の形をしています。秋には黄金色に黄葉し風景を彩ります。イチョウは雌雄異株で、雌木には食用となる種子(銀杏)が実りますが、雄木に銀杏はできません。種子は食用にもなりますが、外皮は臭いが強く手に触れるとかぶれることがあるので注意が必要です。
イチョウは大気汚染や病害虫、剪定にも強く、都市環境への適応力が高いため、街路樹や公園樹として広く利用されますが、20~30mほどの大木になるので庭木には適していません。
イチョウ(銀杏)の新芽

今回はイチョウの黄葉ではなく、イチョウの新芽に着目してみました。4月になると、街路樹や公園で見るイチョウの木に新芽が芽吹き始めます。イチョウの新芽は、気温が安定してくる4月下旬から5月上旬にかけて伸び始めます。
新芽は丸みを帯びた黄緑色の小さな葉で、大きくなると扇形に葉が広がる前の形をしています。大きくなった葉を見ると、同じ木でもイチョウの葉に切れ込みがあるものとないものがあります。これは勢いがある元気な枝についた葉は切れ込みが深く、そうでない古い枝につく葉は切れ込みが浅いと言われています。

新緑の季節は紅葉シーズンとは違った植物の魅力を発見できる機会でもあります。自然観察をすると季節の移り変わりを感じられます。ぜひ気持ちのよい新緑の季節、自然観察を兼ねて近所の公園を散策してみてはいかがでしょうか。
