ハオルチア・オブツーサ
Haworthia obtusa

- 名称
- ハオルチア・オブツーサ
- 学名
- Haworthia obtusa
- 科名
- ツルボラン科
- 属名
- ハオルチア属
- 原産地
- 南アフリカ
ハオルチア・オブツーサの特徴
ハオルチア・オブツーサは、ツルボラン科ハオルチア属の多肉植物です。南アフリカが原産。ハオルチアは品種により一部分が半透明な葉を持ち、その特徴的な見た目から近年大変人気を集めています。オブツーサはその中でも特に葉の透明度が高く、別名「雫石(しずくいし)」とも言われるほど美しい見た目をしています。ハオルチアの中でも比較的丈夫で、育てやすいのも人気のポイントになっています。学名の”obtusa”は「鈍い・丸い」を意味し、葉先が丸く透明感を帯びている姿から名付けられました。
ハオルチア・オブツーサの育て方
ハオルチア・オブツーサは半日陰~明るい日陰を好みますが、直射日光は避けましょう。室内のレースカーテン越しの窓辺が最適です。水やりは、春~秋は土が乾いてからたっぷり、冬はやや控えめにします。蒸れに弱いため、風通しの良い環境にしましょう。
土は水はけの良い多肉植物用の土がおすすめです。鉢は通気性の良い素焼き鉢などを使うとよいでしょう。耐寒性はあまりないので、冬は室内にいれます。
またハオルチア・オブツーサは株分けで増やすことができます。春または秋に行うと成功しやすく、子株が育ってきたら丁寧に分けて新しい鉢に植え替えます。
豆知識
ハオルチア・オブツーサの葉の先端にある半透明の部分のことを「窓」といいます。英語では「leaf window(リーフウィンドウ)」と呼ばれ、多肉植物の中でもハオルチア属特有の進化です。南アフリカの強い日差しと過酷な乾燥環境に適応するため、ハオルチア・オブツーサは地中に葉の大部分を埋めることで乾燥から身を守り、地表に出た葉先の透明な「窓」から光を取り込んで内部の葉緑体に届け光合成するように進化したのです。