ケンチャヤシ
Howea belmoreana
- 名称
- ケンチャヤシ
- 学名
- Howea belmoreana
- 科名
- ヤシ科
- 属名
- ホウエア属
- 原産地
- オーストラリア東岸ロードハウ島
ケンチャヤシの特徴
ケンチャヤシはヤシ科ホウエア属の植物です。オーストラリア東岸のロードハウ島という島が原産地。緑色で滑らかな幹を持ち、葉は濃い緑色で噴水のように大きく弓状に湾曲しています。
ケンチャヤシのとがった葉が風水では邪気を払うといわれています。そのためお部屋の隅に置くと悪い気がたまりにくいとされ人気の観葉植物です。トロピカルな南国の雰囲気でお部屋を飾ります。
ケンチャヤシの育て方
熱帯のヤシですが寒さに比較的強く、半日陰を好み耐陰性もある丈夫な植物です。明るい日陰を好むので、室内のカーテン越しなどがちょうどよい場所です。暑い時期は屋外でも育ちますが、直射日光が当たりすぎると葉焼けしてしまうので気を付けましょう。
気温はなるべく10℃以下にならないようにします。水やりは土の表面が乾いていたらたっぷりとお水をあげます。葉が乾燥すると茶色くなってしまうことがあるので、葉水をあげるとよいでしょう。鉢植えの場合、葉の枚数が少なく一年間に出る葉の枚数も少ないため、剪定には注意します。
豆知識
ヤシ科の植物は熱帯地方を中心に230属3500種あると言われ、日本には「シュロ」など7種が自生で見られます。ヤシ科は古くから食用や工芸材料等様々な方法で利用されてきました。「ココヤシ」の実に溜まった水はココナッツジュース、実の内壁はココナッツとして食用になります。「ナツメヤシ」の果実はデーツと呼ばれ、古くから栄養価の高い食品として珍重されてきました。形も様々で「トックリヤシ」の幹はずんぐりと太り、「クジャクヤシ」の葉は鋸状をしています。