モナデニウム・ルベルム
Monadenium rubellum

- 名称
- モナデニウム・ルベルム
- 学名
- Monadenium rubellum
- 科名
- トウダイグサ科
- 属名
- モナデニウム属
- 原産地
- アフリカ南部・東部
モナデニウム・ルベルムの特徴
モナデニウム・ルベルムはトウダイグサ科モナデニウム属の植物です。アフリカ南部・東部が原産。塊根部分が一つではなく、複数の塊が複雑に入り組んで塊根を形成する独特な形状が人気です。葉は肉厚で細長く、表面は緑ですが裏は赤みを帯び、特徴的な縞模様が入ります。
また茎全体にも縦縞模様が入り、塊根部分以外も個性的な姿をしています。春~夏にかけては小さなピンク色の花を咲かせます。開花期はかなり不思議な雰囲気を楽しめます。挿し木で増やすことができ、春〜初夏に茎を切って乾燥させ、発根させます。切り口から出る白い樹液には皮膚刺激性があるため、ゴム手袋の着用して作業するとよいでしょう。
モナデニウム・ルベルムの育て方
モナデニウム・ルベルムは日当たりと風通しの良い環境を好みます。屋外では半日陰、室内ではレースカーテン越しの光がベスト。強い直射日光は葉焼けの原因になるため、真夏は遮光を心がけましょう。水やりは「乾いたらたっぷり、乾燥気味に」が基本。特に塊根を持つ植物は過湿を嫌うため、土の乾き具合を確認してから水を与えます。冬季は生育が止まるため、極めて控えめにします。
耐寒性はそれほど強くなく、5℃以上をキープする必要があります。冬は室内に取り込み、暖かく明るい場所で管理しましょう。土は水はけのよい多肉植物・サボテン用の土が適しています。肥料は控えめに、生育期に月1回程度の液体肥料で十分です。与えすぎると徒長し、形が崩れる原因になります。
豆知識
モナデニウム・ルベルムの花言葉は「友情」と「沈黙」です。モナデニウム・ルベルムの花は、一見ピンクの可愛い花のように見えますが、実際に花のように見えているのは「苞葉(ほうよう)」と呼ばれる部分で、本当の花は小さく目立ちません。
また「モナデニウム属」に分類されていますが、近年の植物分類学の進展により、DNA解析の結果からユーフォルビア属に統合されつつあります。現在の学術的には「Euphorbia rubellum」とされることもあります。