モンキーバナナ
Monkey Banana

- 名称
- モンキーバナナ
- 学名
- Musa acuminata
- 科名
- バショウ科
- 属名
- バショウ属
- 原産地
- 東南アジア
モンキーバナナの特徴
モンキーバナナはバショウ科バショウ属の植物です。東南アジアが原産。グリーンの大きな葉が魅力で観葉植物としても人気です。バナナは実をつけるのに最低でも12℃以上を保つ必要があり、関東で実をつけるには冬の管理に温室が必須になります。しかしこの「モンキーバナナ」の品種は草丈90cmぐらいから結実するので、大きな温室を準備する必要がありません。最近はホームセンターなどで手軽に1mぐらいの小さな温室が購入できますので、バナナの実を育ててみることにチャレンジするのもおすすめです。
もちろん観葉植物としても十分楽しめます。その場合は一般的な観葉植物と同じく明るい室内で管理してください。5~11月頃は屋外でも管理できます。バナナは実は樹木のように見えますが多年草です。幹のように見えるものは葉が重なったもので「偽茎」または「仮茎」といわれます。地植えすると地下茎で増えるため、雑草のように繁殖力が旺盛なので注意が必要です。
モンキーバナナの育て方
モンキーバナナは明るく風通しのよい場所を好む植物です。春~秋は戸外の半日陰またはレース越しの光が当たる室内がベスト。夏の直射日光は葉焼けすることがあるため注意しましょう。日光不足だと生育が鈍り、葉が間延びしたり色が悪くなります。冬は室内の暖かい場所へ移動させます。水やりは春~秋の生育期は土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷり与えます。冬の休眠期には水やりは控えめに。土が完全に乾いてから月1~2回少量で大丈夫です。湿度が高いと葉がイキイキするので、霧吹きで葉裏にも葉水を与えるとよいでしょう。
豆知識
モンキーバナナの花言葉は「風格」です。これはバナナの葉が大きく堂々とした姿をしていることからその印象にちなんでつけられました。ほかにも「希望」や「豊穣」などもあり、小さくても力強く幸福をもたらす縁起の良い植物とされています。フィリピンやタイなどバナナの産地では「生命力」や「家族繁栄」の象徴として大切にされています。またインドではバナナの木が神聖な植物とされ、結婚式やお祝い事の装飾に使われます。