ネペンテス・アラータ・アカネ
Nepenthes alata cv. "Akane"

- 名称
- ネペンテス・アラータ・アカネ
- 学名
- Nepenthes alata "Akane"
- 科名
- ウツボカズラ科
- 属名
- ウツボカズラ属
- 原産地
- フィリピン
ネペンテス・アラータ・アカネの特徴
ネペンテス・アラータ・アカネはウツボカズラ科ウツボカズラ属の植物です。フィリピン原産。食虫植物ウツボカズラの園芸品種です。ネペンテスはそのユニークな見た目から人気の高い食虫植物で、原種のアラータは細長い筒状の捕虫袋を持つことで知られています。その中でも「アカネ」は特に捕虫袋の上部から赤くなる見た目の美しさが特徴で、観賞用として人気があります。
観賞用に栽培する場合は、必ずしも虫を与える必要はありません。袋が自然に栄養を取り込む仕組みを持っているのでお水をあげるだけで育ちます。特徴的な見た目と生態のため昔から根強い人気の植物ですが、以前に比べ流通量も安定し最近は見かける機会が増えました。
ネペンテス・アラータ・アカネの育て方
ネペンテス・アラータ・アカネは、半日陰を好みます。光量が不足すると赤みが弱くなるため、明るい場所で管理すると美しい色になります。ただし強すぎる日差しは避けて下さい。
熱帯性なので寒さには弱く、冬は日当たりの良い室内で管理します。15℃以上を保てば年間を通して栽培可能です。常に湿り気を好むため、腰水管理やミズゴケを使った栽培が適しています。乾燥は大敵で、特に夏場は蒸れに注意しつつ保湿を意識しましょう。60〜80%の高湿度が理想なので、室内では加湿器やビニールケースを使うと安定します。
豆知識
ネペンテス・アラータ・アカネの花言葉は、ウツボカズラ属と同様「からめとる」「甘い罠」「魅惑」「あなたを夢中にさせる」などがあります。名前の「アカネ(茜)」は袋が赤く染まることに由来しています。袋が赤くなるのはアントシアニン色素によるもので、光量が多いほど発色が強まります。