サラセニア
Sarracenia

- 名称
- サラセニア
- 学名
- Sarracenia
- 科名
- サラセニア科
- 属名
- サラセニア属
- 原産地
- 北アメリカ
サラセニアの特徴
サラセニアはサラセニア科サラセニア属の植物です。北アメリカ原産。食虫植物の一種で筒状の「葉(捕虫葉)」を持ち、内部に落ちた昆虫を消化して栄養を得ます。筒の内側には滑りやすい毛や消化液があり、一度入った虫は抜け出せません。
花は赤・黄色・緑など大きく鮮やかで、春~初夏に咲きます。花と捕虫葉は別の役割を持つため、花は虫を捕らえず主に受粉を担います。他の食虫植物に比べて姿がとても華やかで、観賞価値が高いことから人気があります。
サラセニアの育て方
サラセニアは日光を好みます。日当たりのよい場所で管理することでより美しい模様が出ます。湿地環境を好むため、湿度を高めにし、鉢底から水を吸わせる底面給水をする腰水栽培が適しています。
耐寒性も比較的あり、関東以南なら屋外で冬越し可能です(なかには氷点下でも耐える種もあります)。土はピートモスや水苔ベースの酸性土壌を使用しましょう。
豆知識
サラセニアの花言葉には「憩い」「風変り」「変わり者」などがあります。甘い香りで虫をおびき寄せ、虫を捕らえる独特でユニークな姿から由来しているといわれています。
筒状の葉はお酒を入れる瓶子(へいし)に似ていることから、和名は「ヘイシソウ(瓶子草)」といいます。