セイロンベンケイ
Kalanchoe pinnata

- 名称
- セイロンベンケイ
- 学名
- Kalanchoe pinnata
- 科名
- ベンケイソウ科
- 属名
- カランコエ属
- 原産地
- 南アフリカ・マダガスカル
セイロンベンケイの特徴
セイロンベンケイはベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物です。南アフリカやマダガスカル原産で、日本では沖縄で自生しています。厚みのある多肉質の葉を持ち、縁に小さな芽(不定芽=むかご)をつけるのが特徴。この芽が土に落ちるとそのまま発芽して新しい株になります。生命力が非常に強い植物です。
開花期は冬から春で、鐘状の赤~橙色の花を下向きに咲かせます。その姿から「灯篭草(トウロウソウ)」とも呼ばれます。茎は直立し、大きくなると1m前後まで成長することもあり、野趣あふれる姿が魅力です。
セイロンベンケイの育て方
セイロンベンケイは日当たりを好みますが、真夏の直射日光は避けて半日陰が適します。多肉植物なので乾燥に強く、水は少なめでも育ちます。土の表面がしっかり乾いてから与え、冬は控えめに与えましょう。
耐寒性はあまり強くないので、10℃以上を保つようにします。寒冷地では鉢植えにし、室内管理が必要です。土壌は水はけの良い多肉植物用土を使用すると安心です。
豆知識
セイロンベンケイは葉の縁から芽が出る性質から、英語では「Miracle Leaf(奇跡の葉)」や「Mother of Thousands(数千の子を持つ母)」とも呼ばれます。沖縄や南西諸島では古くから民間薬としても利用されてきました。葉を貼ったり煎じたりする用法が伝承的にありますが、実際の利用には注意が必要です。