植物
キバナコスモス・造園社員の植物ノート
      こんにちは!野沢園ブログへの訪問、ありがとうございます。朝と夕方は徐々に涼しくなってきましたね。作業中や通勤中にトンボが飛んでいるのも見かけるようになりました。秋の訪れを感じつつあります。今回は造園部社員より、作業で使用したキバナ(黄花)コスモスのご紹介します。
キバナコスモスについて
まずは基本データを見ていきましょう。
| 名称 | キバナコスモス | 
| 学名 | Cosmos sulphureus | 
| 科名属名 | キク科コスモス属 | 
| 原産地 | メキシコ | 
| 開花期 | 6~10月 | 
| 耐寒性 | 弱い | 
| 草丈 | 20cm~2m | 
大正初期に渡来し、夏から秋の花壇用草花として高い人気を得るようになったそうです。結構前から日本にあったんですね。
キバナコスモスの育て方・特徴
日当たりと水はけのよい場所なら容易に栽培できる強靭さがあります。園芸店では苗だけでなく種も販売されています。種まきは4~7月の間ならいつでも可能で、種をまいてから通常2か月後くらいに開花します。最近は矮性という背の低い品種や、朱赤色・赤茶色の花が咲く品種など多種多様になっています。
プランターの植え替えに使用したキバナコスモス
オフィスビルの現場では、プランターの花の植替えでキバナコスモスを使用しました。下の写真は作業前のプランターの写真です。
夏はハイビスカスとニチニチソウの2種類を使って夏の雰囲気を演出しました。夏真っ盛りでトロピカルな南国の雰囲気を出したかったので、この2種類を選びました。2か月おきの植え替えなので、2か月が経過すると植えた当初と比べて成長し、花も葉っぱもモリモリの状態です!
下の写真が作業後のプランターの写真です。植えたばかりなので、つぼみが多くまだ花が咲いてなかったり、葉の量も少し少なめだったりします。
造園部の作業は長期的な視点で行う事がほとんどです。作業直後が完成ではなく、植物の成長後の姿をイメージして剪定や観葉植物・花の植え付けを行うのが基本です。
また植物の生育環境を考慮し、植物が順調に成長できるように成長阻害要因(害虫、枝葉の密集etc.)を除去したり、水や肥料をあげることで成長を促したりしながら日々の作業を行っています。
今回のプランターも成長して花が咲き、モリモリになる事を楽しみにしてこれからも作業を行っていきます。今後も様々な植物や作業風景をアップしようと思いますので、どうぞお楽しみに!
参考文献:鈴木庸夫『ヤマケイポケットガイド⑪ 庭の花』(2000)p.180キバナコスモス (株)山と渓谷社




