木の畑は愉し~イロハモミジについて~

野沢園ブログ イロハモミジについて

今日は埼玉県まで樹木の畑へ足を運びました。庭造りに用いる樹木や石は単なる資材ではなく、人と同じでどこか「出逢い」のようなものがあると感じます。

野沢園ブログ イロハモミジについて

自然のものですから、例えば同じ「モミジ」であっても全く同じ形や枝ぶりのものは存在しません。整った樹形のものもあれば、ひときわ個性の際立つものもあります。また季節ごとに表情も様々なので、新緑、紅葉、落葉と印象は大きく変わります。だからこそ、畑を訪れるたびに新たな発見があり、見ていて飽きることがありません。その瞬間にしか出会えない一本を探す時間は、楽しくも大切なひとときです。

今回は畑で出会ったイロハモミジについて、特徴やお手入れ方法などをご紹介します。

イロハモミジとは

イロハモミジ 野沢園ブログ

イロハモミジの基本情報は以下です。

学名Acer palmatum
科名ムクロジ科
属名カエデ属
原産地日本、中国

イロハモミジはムクロジ科カエデ属の落葉高木です。日本や中国が原産。葉は手のひらのように5〜7裂する形状が特徴です。春~夏に伸びるの新芽はさわやかな黄緑色をしており、新緑の季節には「青モミジ」と呼ばれ目を楽しませてくれます。秋には鮮やかな紅色へと変化し、季節の変化を教えてくれます。昼夜の寒暖差が大きい環境ではアントシアニンが生成され、より葉の色が濃い赤色となります。枝ぶりの美しさも評価が高く、自然樹形を活かす植栽に適した樹種です。

また、イロハモミジは日本庭園に欠かせない樹木です。和風庭園はもちろんですが、自然風の庭園、イングリッシュガーデンにも似合います。庭木のシンボルツリーとしてもおすすめです。お庭に植栽する時には、常緑樹や石材、水景と組み合わせることで空間に奥行きを生み出します。

イロハモミジの育て方・お手入れ方法

イロハモミジ 野沢園ブログ

イロハモミジは半日陰〜明るい日陰を好みます。強い西日は葉焼けの原因となるため避けるようにしましょう。風通しがよく、水はけのよい土壌に植えるようにします。乾燥に弱いため、特に夏場は注意が必要です。地植えでも雨が数日続いた場合はお水をあげるようにしましょう。

イロハモミジの剪定

剪定時期はイロハモミジの葉が落ちたあとの12月~2月に行いましょう。夏場に剪定すると葉の勢いがなくなってしまうことがあります。

剪定の基本は透かし剪定で、混みあった枝や内向枝、交差枝を間引きし、風通しがよくなるようにします。なるべく強剪定は避けます。太い枝を切ると樹形が乱れ、枯れる原因になることがあるので注意が必要です。先端を切り詰めるよりも、不要な枝を整理することで自然樹形を生かすことが、樹形を美しく仕上げるコツです。

Topへ戻る