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八丈島農場について・2

野沢園では八丈島で植物の自社生産を行っています。その所有にいたる経緯を説明したいと思います。昭和30年代、都内では南国風の飲食店が増えはじめ、店内を彩る植物としてフェニックス・ロベレニーの需要がのびていました。そのためフェニックス・ロベレニーの生産に適していた八丈島では盛んに生産が行われていました。

野沢園でも戦前から八丈島でフェニックス・ロベレニーの買い付けを行っていましたが、昭和37年(1962年)に自社農場を所有し、生産を行うようになりました。現在、野沢園の八丈島農場は計4000坪ほどになり、様々な観葉植物の生産を行っています。

以前紹介した「八丈島農場について」のブログ同様、扱っている植物の一部を紹介します。

フェニックス・ロベレニー(Phoenix roebelenii)

フェニックス・ロベレニーはインドシナ原産の植物です。ヤシ科で南国のトロピカルな雰囲気を醸し出す観葉植物として人気があります。大きいのに圧迫感がなく、軽やかな葉がさわやかな印象です。

アフリカマキ(Podocarpus gracilior )

アフリカマキ

希少な樹種のアフリカマキ。原産地はエチオピアやスーダン、ケニアなどアフリカ東部地域。細長く美しい葉が印象的。和風の雰囲気もあり、室内でも楽しめます。

ブラシノキ(Callistemon

野沢園八丈島農場 ブラシの木

ブラシノキはオーストラリアが原産です。コップを洗うブラシのような形状の赤い花が特徴です。島を訪れた5月には花が咲いていました。

アルテシマゴム(Ficus altissima)

野沢園八丈島農場 アルテシマゴム

前回紹介したのはアルテシマゴムの苗木でしたが、5m以上の大きなアルテシマゴムもあります。写真右側が成長したアルテシマゴムです。成人男性の身長よりもはるかに高く、イキイキと育っています。

陽に当たるアルテシマゴムの美しい葉。黄色い縁取りが特徴的です。アルテシマゴムについて詳しくは植物図鑑をご覧ください。

温暖な八丈島は植物の生産に最適です。野沢園は60年以上続く八丈島農場での生産を今後も継続し、質の高い、様々な種類の植物を皆様にお届けしていきたいと思っています。

ほかにも八丈島で育てた植物を紹介している記事はこちらから見ることができます→「八丈島農場から持ち帰った植木たち」

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