テレビ装飾
撮影で使用した植物大公開!!
こんにちは!
野沢園ブログへの訪問、ありがとうございます。
徐々に気候も暖かくなってきましたね。新緑も少しずつ深い緑に変わりつつあります。
さて今回は、テレビ部の『撮影で使われた植物達』を紹介したいと思います。
番組は、フジテレビで毎週日曜日、22時から放送の『Mr.サンデー』。
こちらの番組で現在使用している現役の植物を紹介します!!
まずは全体を引きの写真でみて見ましょう
※引きの写真は何年か前の写真なので、現在のセットとは少し異なります
写真中央のガラス裏にあるこの植物
《大葉ショウナンゴム》といいます。
クワ科のイチジク(フィカス)属に属し、別名は《アムステルダムキング》
以前はシンガポールから輸入していたことから沼南ゴムと書いていましたが、今では湘南ゴムの漢字を使うことが多くなっているようです。
テレビ部でよく使用するショウナンゴムは樹高2m前後ですが、この番組で使用しているのは約4m位の大木になります。
番組のシンボルツリーの役割を担っているんですね。
続きまして
スタジオセット下手側(しもて側・-セットを正面に見て左側-)にある2種類の植物
右側の植物から紹介します。
《カシワバゴムノキ》といいます。
こちらもクワ科のイチジク(フィカス)属に属しており、別名は《リラタ》
熱帯アフリカ原産で、ブナ科の柏の葉に形状が似ていることから名づけられました。
カシワバゴムノキには葉が小さい種類《バンビーノ》というのもあり、とても可愛いです。
テレビ部では、耐寒性に強く、丈夫で種類も多いフィカス属を沢山使用しますね。
植物初心者の方でも扱いやすいと思います。
最後に左側の植物
《シェフレラ アルボリコラ アングスティフォリア》といいます。
ウコギ科のシェフレラ属に属します。
台湾や中国南部原産の低木ですが、他の木に寄りかかって高く伸びることもあるそうです。
このアングスティフォリアというのは、ラテン語の「angusuti(細い・狭い)」と「folia(葉)」の2語から出来た言葉だと言われています。
したがって、「アングスティフォリア」という名称は、シェフレラだけでなく複数の細い葉を持つ植物に付けられています。
また、アルボリコラの呼び名は国によって違い、イギリスでは傘を広げたように見えるという所から「アンブレラツリー」と呼ばれ、また中国では葉がガチョウの足の様に見えることから「鵞掌藤(ガショウトウ)」とも呼ばれています。
この他にも、『Mr.サンデー』では植物を使用していますが、すべて造葉になります。
現在では、造葉もとても精巧に作られている為、一見ではわからない場合もあります。
この造葉を特集するブログを、どこかのタイミングでアップしたいと思っています。
定期的に『撮影で使用した植物大公開!!』をアップしようと思いますので楽しみにしていて下さい。
さて、次回は「金柑見つけた」です。6月初め頃のアップを予定しています。
お楽しみに!!!
参考文献
(社)日本インドア・グリーン協会編(1998)『熱帯花木と観葉植物図鑑』誠文堂新光社
高林成年編(1991)『観葉植物』(山渓カラー名鑑)山と渓谷社